こんにちは、SAATです。

うちのフィールドではフルオートのゲームをほとんど行わないので、M249やMk46といったLMG(ライトマシンガン)のカスタムは機会が少ないのです。
今回はMk46のハイサイクルカスタムという内容なので、せっかくなのでご紹介したいと思います。

今回は新潟県にお住いのT様からのご依頼です。
元々はヤフ○クに出品していた物をT様に落札していただき、その後「25発/秒くらいのサイクルにできますか?」と相談を受けカスタムすることになりました。

カスタム前のサイクルは約11.6発/秒で、最初に伺ったカスタムのご希望は「DSGを使って25発/秒くらいにしてほしい」という内容でした。

依頼者様のご希望通りに作っても良かったのですが、実は元所有者様(正確には所有者様のご友人)が使ってた際に、モーターがダメになってしまい、どこかのショップ様でモーター交換なさったそうなのです。
EG1000辺りの信頼できるモーターが入ってたならDSGのプランで良かったのですが、ヤフオクの出品する前にメカボの中を洗浄&グリスアップするときに見たモーターは無刻印のどこのか分からないモーターだったので、モーター交換は必須と考え、SSG+ハイスピード系モーターで作成する方向にさせていただきました。

では分解していきましょう。
まずはトップカバーを開け、チャージングハンドルに連結してるスプリングとシャフトを外します。
次は、グリップ廻りとストックを外します。
ここまで分解できれば、レシーバー左側の六角を2本緩めれば後ろからメカボックスが後方から取り出せます。
その前にスプリングガイドは抜いておいてくださいね。
それとトリガースイッチがこんな感じで引っかかります。気をつけましょう。
メカボックスの中身はこんな感じです。
出品前にメンテナンスしてるので、キレイで当然ですね(笑)
そしてこれがどこのメーカーか分からないモーターです。

ギアを交換するので、当然シム調整です。
スパーとセクターは交換ですが、ベベルはそのままA&Kのを使ってみたいと思います。
ギア鳴りが酷いようなら、ベベルも交換です。
次はモーターです。
高回転で耐久性があるLONEXのA3と、定番のEG30000のどちらかにしようとモーターを準備。
予想ではA3で26~27発/秒くらい、EG30000で23~24発/秒くらいかなぁと、先にA3で試射してみると・・・。
ん?18.8発?

動きが渋い感じはないし、弾抜けしてるのかなぁと、給弾ルートをチェック。
チャンバーにほんの少しですがバリが!
ウィィィィンとルーターを使ってキレイに処理。
今度は?と計測するも結果は同じ。
試しにEG30000に交換し試射してみると、23.7発/秒と予想通りの結果を表示。

慣らしもやったんだけどな・・・。
メーカー公表値だと37504rpmとなっており、EG30000を軽く上回ってるのに・・・。
こうなってくると、A1+は置いといて、A1、A2、A3は同価格なので必然的に『A1』一択になりますよね。

という事で、その旨を依頼者様に報告し、EG30000を使って仕上げることに決定しました。

そこで驚いたのが逆転防止ラッチです!
ラッチの何に驚いたかと言うと、ブレ幅です。
4mm近く動くので、最大にズレた位置だとベベルと1mmくらいしかかからないのです!

今までそれなりの数触ってきましたが、ここまで大きく動いてラッチにシムが必要だったのは初めてでした。
とりあえずメカボックスが完成したので、本体に戻します。
次はインナーバレルのセンター出しです。
LMGとは言え、命中精度は良いに越したことはありません。
アウターバレルの内径が大きかったため、アウター内でインナーバレルが遊びまくりです。

先端側とチャンバー側の2ヵ所。
1mm以上巻いたんじゃないかなぁ・・・(笑)
次に驚いたのがバッテリー収納スペースです。
写真を撮りそこなってしまいましたが、バッテリー収納スペースに向かってレール等の取り付けビスが9本、7mmくらい飛び出してました。

イメージは正にこんな感じです(笑)
そんな所にバッテリーを収納したら、最悪ショートしてしまいます!
ということで、飛び出した部分のビスをギリギリまでカットし、3面にゴムシートを貼り付けました。
はい、完成しました!
初速は0.20gのBB弾で約87m/s、サイクルは23.7発/秒といったところです。
0.20gだと、さすがに40mを越えると散りますが、それでもマンターゲットであれば十分有効射程距離です。
存分にお楽しみください(^o^)/