こんにちは、SAATです。

今回ご紹介しますのは、DOUBLU BELLの『TTI TR-1 AR-15』というモデルです。
こちらの銃は、大分県にお住いのT様からのご依頼分となります。
TTIと言えば、あの有名なジョンウィックに登場したカスタムガンです。
その中のAR-15をモチーフにモデルアップされた銃がこちらの銃ということになります。
映画に採用された事で『Taran Tactical Innovations』の名は一気に有名になりましたね。

ハンドガードはM-LOKを採用。
メーカーロゴが、あちこちに刻印されてます。
マガジンの赤いベースプレートがいいアクセントになってますね。
個体差でしょうが、マグキャッチの突起の形状とマガジンに問題があり、加工する前はマガジン挿入がかなりキツかったです(笑)
現在はスムーズに装着でき、マガジンキャッチを押せば『マガジンは自重で落下します』(笑)
ストックはマグプルのCTRタイプのようです。
チャージングハンドルを引くと、ホップ調整ダイヤルが顔を出したところでロックされます。
マルイみたいに引いた状態で頑張らなくてもいいので楽です。
左側面のボルトリリースレバーを押すと「カシャッ」っと閉まります。
インナーバレルのセンター保持のために、こんなカラーが仕込んでありました。
こういうのはいいですね^^

さて今回のカスタム内容ですが、当店では『パンパンカスタム』と言っております。
発射時にパン!パン!とわざと炸裂音が鳴るようにカスタムしたものを、そう呼んでおります。

海外製の電動ガンですと、最初からスチール製のギアだったとりメタル軸受だったりするのでいいのですが、それなりに強いスプリングを使い負荷の大きいカスタムなので、マルイ製の銃だとあちこち強化しないといけないのでカスタムメニューには載せてません(笑)

サバゲーで使う銃ですと、『軽いは正義』や『静音最強』などといろんな言葉がありますが、なんと言っても楽しいのが一番いいに決まってます!
パン!パン!パパパン!って銃声を響かせながら撃つのもとても楽しいですよ!

分解してメカボックスを取り出しました。
8mmのボールベアリング軸受けに、QDタイプのスプリングガイドはうれしいですね。
レシーバーに組んだままの状態でスプリング交換ができるので、仕様変更も簡単です。
モーターは依頼者様のご希望で、写真下の物に交換です。
ネットなんかではちょくちょく目にしますが、性能はどうなんでしょう。
メカボックス内部の洗浄&グリスアップやシム調整等が終わったので、一旦組み上げてチャンバーに取りかかります。
チャンバーを分解して、まずは各パーツの状態を確認します。
試射の段階でホップ調整ダイヤルがグラグラだったので、そこを加工修正することは分かってた事なのですが、それ以外にも手を加える箇所が盛り沢山でした(笑)

これはチャンバーをノズル側から見た写真です。
中はガザガザのギザギザだらけです(^_^;)いやいやどうして・・・
次はチャンバーに使われているギアのうちの一つです。
元々のデザイン上の凹凸なのか成形不良によるバリ(ゲート跡)なのか、もはや区別がつきません。
次はこれです。
インナーバレルの抜けや回転防止のために、パチッてはめるやつです。
形成が甘くサイズにズレがあり、キチンとはまりません(笑)
と、まぁ色んな部分を修正しながら、チャンバーの完成です。
インナーバレルをカットしたので標準で付いてるセンター固定のためのカラーは不要になってしまったので、バレルのセンター出しもしております。
これでパンパンカスタムの完成です!
ラッパ系のハイダーを装着することで、パン!パン!と何とも言えない炸裂音が楽しい気分にしてくれます!
動画に撮って貼り付けようとしたのですが、録画した発射音を聞くと実際の音とはちがってぜんぜんパンパン聞こえないんですよ。
音の特性やカメラの性能、集音及び再生周波数帯の関係なんでしょうか・・・お聞かせできないのが残念です。