こんにちは、SAATです。
今回のお題はこちらです。
という事で、今回はガス漏れの修理依頼を受けましたので、その内容をご紹介したいと思います。

大分県にお住いのK様からのご依頼で、「しばらく動かしてなかったので久しぶりに動かしたら、ことごとくガス漏れしてしまいました」という事でお預かりしました。

『しばらく』というのがどれくらいの期間かはわかりませんが、最初数発は普通に動いたらしいのですが、少し撃つとプシャーッ!
1本・・・また1本とどんどん増えていき、とうとう持ってるマガジン全てがガス漏れしてしまったそうです。

その数6本!
同時にまとめて激しいガス漏れが起きるなんて、普通は考えられないのですが、起きてしまったからには修理するしかありません。

とりあえず、分解していきたいと思います。

まずは、マガジン上部にピンを2本打ち抜きます。
どちらからでも抜けます。

ケースの中身が上に抜き取れるようになりますが、その際にスプリングがビヨーンとならないように注意しましょう。
特に気を付けなければいけないのが、マガジンのフォロアーです。
小さなパーツとスプリングがあります。
飛ばしてしまうと、捜索は困難を極めるでしょう。
無事に取り出したら、側面についている部品の取り付け方をしっかり見ておきましょう。
簡単に外せる部品だけ取り外し、ピンを3本抜きます。
写真の面から、奥に向かって打ち抜きます。
中央のピンは軽く抜けます。
専用のバルブレンチを使って、バルブを取り外します。
バルブを見てビックリです。
先端側のOリングが外れて、バルブ内に落ち込んでます!
それと、ガスに含まれる成分が白くなって付着してます。
ネジ山も汚れてますね。

他のOリングも一度外し、きれいにして再グリスアップです。
色んな箇所に白いのが付着してます。
キレイにしてからグリスを塗布しましょう。
後は組み立てて完成です。
動作確認として、『ガス漏れしていないか』『バルブを押してガスが放出されるか』を確認するのは当然ですが、バルブ上部の『フォロアーリンクパーツとフォロアーが連動しているか』も必ず確認しておきましょう。

ここが正常に連動していないと、弾切れになってもボルトオープンしませんからね。