こんにちは、SAATです。

今回は東京マルイのスタンダード電動ガン『AK47』に、電子トリガーの最高峰『TITAN』を組み込みます。
大分県にお住いのK様からのご依頼でお預かりした銃となります。
次世代電動ガンにスタンダード電動ガン、海外製電動ガンといろんな電動ガンに組み込んできましたが、Ver.2のメカボックスが圧倒的に多いんですよね。

今回はVer.3ということで、とても楽しみです。
分解も説明しようかと思ったのですが、完全に別の銃になってしまうくらい外装がカスタムされているので、メカボックスを取り出したところからスタートしたいと思います。

ということで、メカボックスを取り出しました。
弱火で10分ほどコトコトと煮込みます・・・こちらが10分間煮込んだものになります・・・的な感じ。

順番は、まずセレクターの連結パーツを外したらモーターホルダーを外します。
Ver.3はモーターの端子部分がハンダ付けされてる場合があるので、その場合はハンダが必要になります。
ネジ類を外してしまう前に、逆転防止ラッチの解除を忘れないように!
上部のプレートも先に外しておきましょう。
ご開帳。
思っていたよりもぜんぜんキレイですね(^_^)
しかーし!電子トリガーを入れるので、完全に洗浄です!
新品のようにピカピカになりました。
今回は耐久性アップも依頼内容に含まれているので、ギアと軸受も交換します。
ギアはJ-ARMAMENTをチョイス、軸受はマルイのハイサイクルシリーズに使われているメタル軸受を使用。
8mmや9mm軸受ならベアリング軸受も選択肢に入れますが、6mm軸受用のボールベアリング軸受けだと耐久性が怪しいので、通常のメタル軸受にしました。
ピニオンはLayLaxのハードピニオンに交換です。
純正のピストンだとプリコッキングした位置での負荷に耐えきれないので、金属歯のピストンに交換です。
当然2枚目の歯はカットです。
ピストンヘッドは純正を再利用します。
こちらがVer.3用のTITANになります。
反射してるうえにピンボケまでしてます。すみません!
とりあえずトリガーとセクターギアのみを組んで、センサーチェックとキャリブレーションの調整です。
センサーチェック、オールグリーン!
シム調整及びグリスアップ終了。
ピニオンギアを交換してモーターを取り付けたら、動作確認です。
やった事ある人なら分ると思いますが、ハンドル回すのがめっちゃ固いんですよね(^_^;
とりあえず、メカボックスは終了です。
初速やインナーバレル長とのバランス調整のために、後で何回かメカボを開けることになりますが、とりあえず実際に作動させて動作確認です。
特に問題はなかったので、当店でのデフォルト設定にしておきます。
さて、お次はチャンバーです。
チャンバーパッキンに押しゴム、インナーバレル長にホップ窓の加工を、弾道と初速(ノンホップor適正ホップ)を見ながら調整していきます。
試射&分解調整を繰り返し、ようやく完成です。
K様のご希望でコネクターはミニタミヤコネクターに変更したので、端末接続用にミニタミヤ⇔T型変換を作製。

いや~やっぱりTITANはいいですね!
動作は正確だし、バッテリー電圧が変化してもプリコック位置は自動調整してくれるし、早く時期SAATデモ機のSCAR-Hにも組み込みたいです!

後日実際にゲームで使っていただいたのですが、「セミが楽しすぎて、つい撃ち過ぎちゃいました(笑)」と、とても満足していただけました。