こんにちは、SAATです。
今回ご紹介するのは、東京マルイの次世代電動ガン『RECCE RIFLE(レシーライフル)』です。
京都にお住いのN様からのご依頼でお預かりした銃になります。
現在も販売中のモデルですが、登場はけっこう前になります。
しかし根強い人気で、生産出荷されるや否やあっという間に売り切れになってしまうほど。
ちなみに、私の次世代第一号はレシーでした。
今回はこのレシーを、『飛距離アップ』『レスポンスアップ』というご希望でカスタムすることになりました。
当店のメニューでいうと、『流速ライト+ロングレンジカスタム』と『レスポンスアップ(オーダーカスタム)』になります。
分解手順は省いて、結果だけ報告したいと思います。
まずは分解して、内部の洗浄と状態確認を行います。
汚れ具合は普通くらいでしょう。
ギアの摩耗も、特に問題ありませんでした。
洗浄、シム調整、グリスアップ、シルバー配線換装まで終わったところです。
モーターはLONEXのA4をチョイス。
EG1000と同等以下の消費電力で、トルクアップと回転数アップを両立したオススメできるモーターです。
本当はFETとショートストロークスイッチもカスタム内容に入れる予定でしたが、事情により今回は省くことになりました。
リコイルもオミットもしたかったのですが、「リコイルは残してほしい」というご要望でしたので、そのままになっております。
配線を引き直すときは、無理な折れ曲がりにならないよう、この部分を削るようにしてます。
後はチャンバー内部のカスタムとインナーバレル長の調整、スプリングレートとのバランス等を調整し完成です。
グリップも交換してほしいと同梱されて送られてきましたが、ちょっとした擦り合わせで取付できたので、この分はサービス♪サービス♪
一般的な長物の電動ガンは、ホップをかけると若干初速は下がります。
今回の銃の場合ですと、0.20gの場合ではノンホップと適正ホップの初速の違いはほぼありませんが、0.25gの場合ですと約5m/s程度下がってます。
0.28gになると約7m/sくらい下がってます。
今回のカスタム内容の一つが『流速ライトカスタム』なので、適正ホップ付近が最大初速となるようセッティングしてます。
なのでノンホップと適正ホップの初速の差はわずかとなっております。
・0.20g お預かり時 ノンホップ約89.8m/s → 適正ホップ約89.2m/s
・0.20g カスタム後 ノンホップ約91.7m/s → 適正ホップ約91.7m/s
・0.25g お預かり時 ノンホップ約81.1m/s → 適正ホップ約76.4m/s
・0.25g カスタム後 ノンホップ約84.4m/s → 適正ホップ約84.5m/s
・0.28g お預かり時 ノンホップ約76.2m/s → 適正ホップ約67.5m/s
・0.28g カスタム後 ノンホップ約80.8m/s → 適正ホップ約81.2m/s
・サイクル お預かり時:約12.5発/秒 → カスタム後:約13.9発/秒
レスポンスアップにつきましては、個人の感じ方に差があるので表現しにくいところがありますが、通常のカスタムに使うスプリングより高レートのスプリングを使って尚且つリコイルは残した状態でサイクルが向上してるのは良しといえるのではないかと思います。
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